竹製の尺(さし)が現役だった頃

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昔の定規といえば竹製でした。
竹は伸縮や狂いの少ないことから使用されていました。
工業用はもとより、家庭でも学校でも昭和40年代ごろまでは使われていたと思います。
今でも手芸用として販売されています。
写真は、昭和32(1957)年頃から平成26(2014)年頃まで勤め上げられた方に、100周年事業の一環で取材したときに提供いただいたものです。

特に珍しくもない道具ではありますが、いい感じに年季が入っていて、なかなかの資料画像になりました。
折りたたみ式の尺(さし)は、1mを6分割に折れるので、折りたたむと長さ20cm程度、幅と厚みが1.5cmのコンパクトなツールです。(塩ビやスチールの巻尺がない頃に小さくまとめた形式)
片面の片側は1mで逆側は3尺(3しゃく=90.909cm)が記されていて、裏面には36in(36インチ=3フィート=91.11cm)が記されています。
(参考:12インチ=1フィート/3フィート=1ヤード/1760ヤード=1マイル)
3dm(30cm)の尺は、片側が30cmで、逆側は1尺(30.303cm)です。
30cm側は1mm単位で、端から5cmまでは0.5mm刻みで記されています。1尺側は「1/2分(1寸の1/20)」が刻まれていて、1寸を1/50に刻んだところと、さらに1寸を1/100に刻んだ「100厘(りん)」箇所があります。1目盛り約0.3mmという超細密なのに正確な日本の工芸品はスゴイです。肉眼でギリギリ見えるけど数えられないのでどうやって使ったのか?って代物です。
以上、昔の紙のサイズを測るための必需品でした。

この記事を書いた人

ターニャPROFILE
グラフィックデザイナーを目指して入った学校ではまだDTPもWEBもない時代。
その後、一向社の制作部に入って数年後に仕事でMacの存在に触れ、会社で初めて使ったツールはMacintosh IIfx(ツーエフエックス)。最初[Ai]のVer.3.0や[Ps]のVer.2.0あたりを必死に学んだ後はなんやかんやで社内では年長者になり、現在もなおツールの進化とアプリの進化にOJT(実務をしながら道具を吸収)中!…現在の専門はWEBと映像編集など。
趣味は:野球観戦(甲子園)、モータースポーツ観戦(鈴鹿サーキット)、飲みニケーションw
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