そこに着目するの? 発想の転換が面白いマーケティング視点の本と映画

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今年のお盆は帰省を自粛して、自宅でゆっくり過ごす人も多いと思います。
その時間を活用して読書やビデオ鑑賞を考えている方に、マーケティング視点の本と映画をご紹介します。

書籍
「USJを劇的に変えたたった1つの考え方」


森岡 毅 著 2016年 株式会社KADOKAWA


目次より
・USJの成功の秘密はマーケティングにあり
・日本のほとんどの企業はマーケティングできていない
・マーケティングの本質とは何か?
・「戦略」を学ぼう
・マーケティング・フレームワークを学ぼう


USJの業績をV字回復させた森岡毅氏によるマーケティング入門書。
ハリーポッターのアトラクションを誘致した立役者です。

入門書ではありますが、机上論ではなく実体験に基づいた数字やエピソードが書かれているため、物語のように読み進められ、また、強い説得力が感じられます。

森岡氏は、変えたのは1つだけ、「消費者視点」であると述べていますが、私がこの本で「そこに着目するの?」と思ったのは、商圏の大幅な見直しでした。それまで「映画ファン」「関西」をターゲットとしていたところを、「(キャラクターやアニメなどを含む)エンターテインメント全般」「低年齢の子供連れ家族」「関東や海外旅行客」にまで拡大。

私もTVCMを見ていて路線が変わったのは感じていましたし、結果を見ると納得なのですが、業績が低迷している最中ではなかなかここまで発想の転換ができないと思います。また、この考えを現場に浸透させることも相当な労力がかかったと推察されます。

森岡氏は「マーケターの最初にすべき最重要な役割は「どう戦うか」の前に「どこで戦うか」を正しく見極めること。」とも述べています。
私も前職で、折込チラシのエリアを変更したことで反響が大幅に増えたという経験があるので、よくわかります(この本で述べられているのはもっとスケールの大きな話ですが…)。

視点を変えることでマーケットの広がりが見えたり、訴求ポイントが明確になるということは、マーケターでなくても経験し得ることであり、その可能性を感じさせてくれる良書だと思います。

Amazon→ https://amzn.to/3fBDHM3

映画
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ


2017年公開 監督:ジョン・リー・ハンコック 主演:マイケル・キートン


マクドナルドの創業者レイ・クロックの、実話に基づくお話です。

詳しい紹介は下記を読んでいただくとして…
公式サイト http://thefounder.jp/


ひとりのセールスマンの成功譚としても楽しめると思いますが、マーケティングの理論を知っているとさらに楽しめると思います。

主人公レイ・クロックは元々ミキサーのセールスマンでしたが、小さなハンバーガー店のオーナーだったマクドナルド兄弟とフランチャイズ契約を結び、店舗数を増やそうとします。しかし急激な拡大路線をとろうとすれば、品質の担保に問題がでてきます。そんな中で出会った会計士ハリー・ソナボーンの助言で、マクドナルド店舗の利益構造が大きく変わります。この助言、私が「そこに着目するの?」と驚いた内容でした。

全体を通じて、マーケティング目線だと納得する点は多々あるのですが、主人公は剛腕な部分もあるので感情移入や共感ができるかは人によって分かれると思います(笑)。
私は、主人公の最後のセリフに「なるほど〜」と笑ってしまいました。

配信サイト:Netflix、U-NEXT、Amazon Prime Videoなど(2020.8.7現在)

この記事を書いた人

つーちゃんPROFILE
広告代理店でグラフィックデザイナーとして勤務後、一向社に入社。どんなジャンルでもやりたがる方ですが、パンフレット考えるのが割と好きです。Webマーケティング勉強&実践中。
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